ことしの秋は美術館・博物館のイベント満載で迷ってしまいます

この秋、旧暦の10月は全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲の国に集まる月。他の土地では神様が留守になるので神無月といいますが、ここ出雲では神在月と呼びます。神々が集う出雲の各神社では「神迎祭(かみむかえさい)」に始まり、「神在祭(かみありさい)」、そして全国に神々をお見送りする「神等去出祭(からさでさい)」が行われます。
例えば、出雲大社では、今年は11月の3日(木・祝)が旧暦の10月10日で、神迎神事・神迎祭が行われます。

この秋は、新型コロナウィルスの政府の行動制限が緩和されたこともあって、市民のマインドも自粛ムードから少しずつ戸外へと向いてきましたね。絶好の行楽シーズン到来です。用心しながらですが、どこかへ出かけましょう。

島根県内の美術館や博物館では、この秋、催し物が活発に企画されています。来館者の出足も好調なようです。

・島根県立美術館では、9月16日(金)~10月24日(月)「祈りの仏像 出雲の地より」。
・島根県立古代出雲歴史博物館では、10月7日(金)~12月4日(日)「出雲と吉備」。
・松江歴史館では、10月14日(金)~12月11日(日)「古代出雲の中心地・松江―田和山神後田から国府・国分寺へ―」。
・島根県立八雲立つ風土記の丘では、9月10日(土)~11月20日(日)「出雲・石見・隠岐の古墳文化」
・島根県立岩見美術館グラントワでは、9月17日(土)~11月28日(月)「交歓するモダン 機能と装飾のポリフォニー」。

なお、大阪歴史博物館では、10月15日(土)~12月4日(日)「刀剣 ~古代の武といのり~」が開催されています。島根県を含む14の県の共同研究の成果を展示しています。